7/16に震度6強の地震が,新潟と長野を襲いました。
地震規模はマグニチュード6.8で,最も被害の大きかったのは新潟県柏崎市。現在のところ,死者9名で,負傷者は1,000人を超え,全壊家屋も340棟に達している。今後も被害は拡大しそうです。

まだ記憶に新しい今年3月の能登半島地震,2004年10月の新潟県中越地震。
ここ数年,日本海側での地震が相次いでいます。なぜ,日本海側なのでしょうか?
これらの地震は,逆断層型と呼ばれるタイプの地震ということです。

被害は古い木造家屋に集中し,高齢者が犠牲となっています。
どうして耐震補強は普及しないでしょうか?
補強するお金がないのか,国の制度が悪いのか,地震はもう来ないという考えの甘さからなのか,色々な要因が重なっているとは思いますが,古くなった木造住宅に,重い瓦屋根が引き金なっていることは確かです。瓦屋根が悪いと言う訳ではないですが,瓦も軽量の屋根材に葺き替えるだけで,倒壊は防げる可能性はあります。耐震補強が普及しない今日では,何らかな対策が急務でしょう。