太陽光発電燃料が不要な太陽光発電が再注目されています。2005年度に国の補助金制度が打ち切られてから,それまで普及してきた太陽光発電施設が伸び悩んでいましたが,最近新たに注目を集めだしています。それは,4年ぶりに国の補助金制度が復活する可能性が高まってきたからです。

二酸化炭素を排出せず,燃料も必要としないため,温暖化対策や環境問題の観点からもクリーンなエネルギーとして,日本の技術が世界をリードしてきました。しかし,最近ドイツや中国での生産量が増え,シェアトップの日本を猛追しており,ドイツが太陽光発電導入量では,世界トップになったとの情報もあります。

太陽光発電で一番のネックはイニシャルコストである。建物で使用する電力を補い,余った分を電力会社に買い取ってもらうのですが,設置費用をペイするには約20〜30年程度かかるといわれています。それからの発電量が儲けとなるわけですが,早くに故障してしまえば損する計算になります。さらなる普及を促し,生産コストを抑えることが当面の課題といえます。