国内サッシメーカーの「エクセルシャノン」や「新日軽」「三協立山アルミ」が,防火用樹脂サッシの耐火性能を偽装していた問題が浮上した。2007年10月に発覚した大手建材メーカー「ニチアス」による耐火性能偽装問題に端を発した性能偽装問題ですが,それ以降も組織ぐるみでの隠蔽が続けられていた可能性が出てきました。

国土交通省は,「法令順守の意識が欠けた,極めて悪質なもの」とコメントし,さらに詳しい経緯を調べることにしています。

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多くの建築資材には,製品の安全性や性能を表示するに当たり,国土交通省等の検査機関の性能試験に合格する必要があります。特に耐火性能などは,建築基準法で,建築物の種類や用途,防火地域の有無などにより,十分な耐火性能を要する資材を使用するよう義務付けられています。

例えば,火災の際に20分間耐え得る性能を必要とする防火窓で,実際には10分間しか耐えられない製品を販売していたということになります。耐火試験を実施した時の製品と,コスト削減などの理由から,仕様を変えていた結果です。

弊社では今回問題となった防火窓の使用した物件は過去にございませんので,ご安心下さい。販売された地域の大半が,北海道や東北地方など寒冷地に多く使用されているようです。

今回の性能偽装に関する各社のページ
エクセルシャノン
新日軽
三協立山アルミ