昨年末に発覚した大手ゼネコン「竹中工務店」によるアスベスト飛散事故。
12月21日大丸心斎橋店が入居するビルでの石綿除去作業中に、基準値の31倍の高濃度のアスベストを検出したと大阪市が発表しました。
大手ゼネコンが起こした事故で、かつ人通りが多い繁華街だけに衝撃が走りました。

通常、工事の際には、外部に飛散しないような養生措置を行い、市や労働基準監督署の立入の上、除去工事に入りますが、除去室内の汚染空気を排出する際にも、HEPAフィルターを通して、かつ排気場所に測定器を用いて濃度測定も行います。
ただ、測定結果は工事が終わってからの事後報告となるので、結果が出た時には遅いということになってしまいます。
工事の際に養生シートを破損させたことが原因としています。

弊社でも同じような作業を行った経験がありますが、非常に神経を使う作業です。作業そのものは難しくはありませんが、クリーンルームの設置や養生など、外部への飛散が最も懸念される作業なのです。